只、ありのままで、結城七夜です。
――やべぇ、ラピュタ面白かった……
あれってさ、やっぱり、メッセージですよね。
人間が、科学と云うモノを突き詰めた先に存在している滅びの運命――それがあの作品には込められていると思うんですよ。
強過ぎる力が生む、人のエゴ、それが巨人なんでしょうね。巨人は確かに優しい感情を持っているのかもしれませんけど、それが確実に全ての人を幸せにするかどうかと云うのは難しい話ですから。
そんなこんだで、こんな時間になるまで日記をかけなかったわけです。
明日から三連休。
さぁて、明日はカードゲームの日だな! なにせ新しいデッキ発売の日ですからね。
……明日は可動が起動しそうだな。
短いですけど、此処から何時も通りピクチャードラマ。
しかし……意外な話である。この世界では、恐怖と混沌の対象である、あの上川強気が目の前で、倒れた少年を立たせ、正しているのである。全く世界とは、本当に実際の物を見なければ解らない。エニシダは苦笑する。
強気の後ろに存在している、フードを被った黒髪の少女は、その様子を眺め続けており、一言も話す事は無い。それは、つい先日、エニシダがこの強気に同行を始めてから一度も声を聞いた事も無ければ、会話を交わした事も無い。
だが、何か、そのフードを被った少女を、何処かで会った様な感覚を覚えていたのである。声も聞いていない、何も知らない状況の中で、何か、第六感的なモノが、そう告げているのである。――この少女とは、何処かで出会った事がある、しかも、重要な場面、重要な事件の時に――忘却してしまった記憶の奥に存在している様な気がするのである。
考えても仕方が無い。今は、この街から出る事が先決である。
「エニシダ。オレはまだ此処に留まるよ。――行きたいんだったら、勝手に行くんだな」
「ちょ! そりゃないよーっ、乙女置いてくつもりぃ?」
ふむ、と強気は顎を擦る。
「……じゃあ、そうだな、日本に行くまで連れて行ってやるよ。そこからはお前の勝手だよ。オレは、狂奈と一緒に次の世界に行くさ」
その言葉を聞いて、エニシダは苦笑する。
「それこそ勝手だねー、ま、別に良いけどね。――そのニホンとか云う国には、色々と興味あるしぃ~」
(プレザンス王国 エニシダ・ロフォカ異世界目録<原作:エニシダ・ロフォカ 著:不明> 第四章「破壊神」より抜粋)
そういえば、神川強気のビジュアルは兎も角、上川強気のビジュアルを出したのは初めてですねー。
髪の毛があらぬ方向に飛んでいる青年で、両手の指全てに指輪がはめられていたり、毎回服が違ったりと、色々と全体図を描くのは面倒なキャラクターであり、結城七夜が生涯初めて作り出したキャラクター。
因みに神川強気と上川強気は、呼び方は同じでも別人なのであしからず。
さて、寝るか。
それでは、また。
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