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絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

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VOC@(nd)roid 第二十五話 / デパートとアイスクリーム・序




つーわけで、日常小説にちぇーーーーんじ、げったぁあああああ、らいどぅぅぅぅぅうううう!




ボカロ小説です。







 
 
 【0/あらすじ/プロローグ/】
 
 
 馬鹿らしい事件は、幕を下ろす。全く、もうね、ああ、もう疲れる。信じられないバカみたいな事件が…………ああもぅ、このくだりを話す事態が面倒くさい。もう、これ以上面倒な事はないだろうと、オレは思うね。
 ―――オレ、遠藤観光はごく普通の、ごく普通の大学に通う大学一年生だ。悠々自適の、OTKライフを送るつもりで一人暮らしを始めたんだけど―――
 空から突然降ってきて、未来から来たと云う初音ミクと遭遇して、オレの日常は非日常へと引き込まれる事になって……。まぁ、良くもわからん政治家の演説を聞かされ、何とかそれを、退ける事に成功した。
 その後、さらに空から降ってきた、未来から来たと云う―――まぁ、ミクの話だと、別の運命をたどったいわゆるパラレルワールドの未来―――鏡音リンとの出会いで、さらに、片割れである鏡音レンのマスターである桐島人見の家の面倒な事に巻き込まれて―――まぁーた妙な事になり、オレのゴ●ウガーディアンを買い占める計画は白紙に戻った訳であってな。本当に、嫌な事件であった……
 ……しかしっ! その悲劇はまだ続いているのである! 色々とあり過ぎた後に、今、オレの状況は凄まじい事を迎えており、理性の限界を感じている! 今まで押さえつけて、頑張ってきたオレたちは、ついに、七月を迎える事になった。
 ミクやリン、レン、そして人見さんと出会ってから一週間ほど経過した。もう、オレの家は愉快な事になっているのであって……
 
                     ◆
 
「マスター、お醤油を取ってください」
「……うぃ」
「おにーちゃん、ソースとってーっ!」
「……うぃ。つかオマエ目玉焼きにソースかけるのか?」
「おにーちゃん、胡椒を取ってください」
「……うぃ。良い心がけだぞ、やっぱり目玉焼きは胡椒だよな」
「観光くーん、ケチャップとってー」
「……うぃ。つか、ケチャップっすか?」
 ―――この家も随分騒がしくなったなー。そんな事を考える七月の初頭。さすがに二人プラスアンドロイド三人―――つまり五人生活を一軒家でしているものだから随分と狭いのだが……つか朝っぱらから熱い。この前大家さんに、「すごいわねー」って言われた。元々、大家さんの小学生の息子が、オレのデ●エルマスターズコレクションを見に来たり対戦しに来たりする頃合から…………あーもぉ、説明めんどくせー。簡単に話すと、今まで大家さんとは結構仲が良くて面識もありましたとさ! 終わり。
 あれからと云うものの、人見さんはオレの家を拠点にしてアルバイトをしている。家を飛び出して、住所も持っていないから、家を借りられるまでは家に居させてほしいとの話なんだけどね……この場所を見てくれよ、ゴッド。女の子プラスショタ少年四人だぞ? オレの理性を返せってんだよ馬鹿野郎。何とか押さえつけているものの、そろっと危険区域に突入しちゃいそうだ。ただでさえ、ミクとリンだけでも大変だったってのに、人見さんにレンまで揃うとは思いもしなかったんだよ。
 はぁーーーっ、学校に行く時間がここまで楽しみだとは初めて感じた感情だよ。大学に居ればミクとリンが居るだけで、人見さんとレンは一緒に居るとは言ってないしな。それに、一部のヤツにしかわからないし、従妹って設定だから何とかなる。―――これでマジもんの従妹とか来たら大変な事になるな、ごらぁ。
 まぁこうなってからの一番の問題は、食費が大変って事なんだよな。仕送りが毎月来るとは言え、向こう側も一人暮らしをしていると思ってオレ一人分の仕送りしかしてこないワケだよ。そんな食費を削って、悠々自適なOTKライフを楽しんでいた。それが、ミクが来て服やらを買ってお金が飛び、今度はリンが来てさらに食費が飛び―――人見さんとレンが来たから、オレの家のエンゲルなんちゃらはもう凄まじい数値を叩きだしているワケだ。家系が火の車。
 と、そんな回想モードをしている間に、もう学校に行く時間か……
「それじゃあ、オレ学校に行ってくるんで、人見さん留守お願いします」
「はーい」
 心配だ、でもこれまで何事もなくやってこれたから、今日に限って悪い事が起こるとか、そんな事はないだろうなぁ……
 携帯電話は持ったし、ⅰPodも持ったし……OK、これで万全だ。ちなみに今日は結構早めに帰ってくる日だから、三時過ぎには家にたどり着く事が出来る。何せ、人見さんの料理が壊滅的なので、晩御飯はオレが作る事になる。メニューのリクエストは、毎日メールで送ってくる事になっている。昼ごはんは、お金を置いて行く。当然、その辺は黒田刑事からの謝礼金やらなんやらでやりくりしている。
 黒田刑事には本当に感謝しているよ。家にも事情を話さないで内緒にしてくれているし、上司の人も色々と言いくるめてくれたみたいだし。おかげでオレは、両親に何一つ言われる事なく、生きる事が出来ている。
 
 かんかんかん…………
 
 部屋を出てすぐにある一階へ降りる階段を下って行く乾いた音を聞きながら、ため息を漏らす。この季節は、いつもであれば新しいカードの新弾や、ゲーム、CD、フィギュアの事を考えるものなんだけど、お金がないのは悲しい事だな。―――エンゲルなんちゃらが著しく増えるから―――
 と、そんな事を悲嘆していてもどうしようもないしなぁ、今ある現実を俯瞰的に受け止めるしかないと云うか何と云うか。いや、俯瞰したら駄目か。これはオレ自身の問題なワケで―――俯瞰って言葉を使いたいが為にあれだな、少しカッコ着けたな。
 さぁて、今日も頑張って学校に行きますか!
 
                    ■■■
 
 観光くんの背中も見えなくなった事だし、さぁ、まずは洗い物かぁ。洗濯物は初めて泊まった時にしたら色々と文句を言われたからやらないとして……あ、それでも私たちの分だけはやらないとね。観光くんもうぶだなぁ―――
 えーと、お風呂場の横の隙間。丁度視界になって見えないところに、私、ミクちゃん、リンの使った下着が置いてある籠が置いてある。柔軟剤とか洗剤とかの節約の為に、二日か三日に一度の洗濯。……まぁこっちも居候になっている身だからね! その辺は従わないと…………四つも年下の男の子に養われている年上の女の図―――あれ、おかしいな? 涙が止まらないや……
 うーんと、洗濯機の使い方は覚えたつもりだけど……ちらり―――あー、駄目か、ミクちゃん、「今日のにゃおにゃお」視てるよ。ミクちゃんアレを視だすと何も聞こえなくなっちゃうから訊けないし。それよりもいい加減に私はこの『せんタッキー(命名・私)』くんの操作方法を覚えた方が良いような気がする。むぅ、バイト先でも仕事の覚えが悪い、と昨日言われたばかりなのです!
 確か、まずは最初に洗剤を入れて―――次に、洗い物をネットの中に入れて放り込む―――スイッチオン。うぉおおおおお! 動き出したぁ! コイツ……動くぞ!
 いよっし! これで大丈夫だね! ふぅ、良い仕事しました! せんタッキーの蓋を閉めて、私は冷蔵庫の扉を開けて麦茶を飲む。ふぅぃー、七月になって、もう夏だね、暑くなってきて……冷房は夜までは駄目と言われているから点けないけど、こうも暑いとどこかのデパートとかで涼みたいよねー。
「はいはーい! リン! デパートでアイスクリームたべたーい!」
「僕は楽器が見たいな……」
「あの……えーと―――夕食のお買いものを……。マスター、料理するのにいちいち自分で買いに言っているので私たちが買っておいた方が楽かと思いますので」
 そうかそうか。まぁ、こんな灼熱地獄の場所に居ても暑いだけだし……出掛けますか、街の方に。デパートなら冷房で涼むのもタダだしね。―――えーと、観光くんが、この前黒田刑事から貰った捜査協力のお金はここに置いて行くから、お昼ごはん代ぐらいは出して行ってね、って言ってた! 一万円あれば足りるよね。
「よーし、じゃあ、私が連れて行ってあげるからついてきなさーい!」
『はーい』
 
 
 
「いやぁ、遠藤さんのお家はいつも賑やかで良いわねェ」
 
 
 
 へくし。
 ん……なんだ? 誰かオレの事噂してるのか?
「どうした? 冷房効き過ぎかー?」
「あ、いえ、大丈夫です」
 ……何かよくわからんけど、早くも、すげー、居残り組が心配になってきたぞ……この授業が終わったら電話してみるか。
 
 

          </-to be continued-/>

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