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絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

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願いと未来を信じて、空の向こう側で一つになりましょう


最近本当に睡眠時間だけが極端に削られているような気がする―――と云うよりも確実に削られていると思っているのですよ。いや、スケジュールの問題ですけどね、本当に。
自動車学校行き、アルバイト行き、小説うち……繰り返していれば確かにblogを更新する時間も無ければ、睡眠時間も削れるワケですよ。何とかしたいんですけどね、どうしてこんなに暇がないのか……小説のノルマを達成するのがここまで大変だ何て初めて感じましたよ。今までは当然のこととして5ページ執筆してきましたけど……日々継続していたのに、まさかこんなところで躓くとは思っても見ませんでした。

それでもしようの無い事はあるワケですからアレですけどね。
車はあと一週間で仮免許を取るとか無謀な挑戦と言いますか、そうしないと行けないんですけどね。早くとって、三月はゆっくりしたいものです。資格の勉強なんて、自動車学校とアルバイトで殆ど潰れているんで、資格の勉強もゆっくりやりたいと思っています。

昨日更新出来なかったハスミさんへの小説は下に収納しています。



今日のNEWS


全5種の「けいおん!!」オリジナルストラップがついてくる十六茶を買ってきました-GIGAZINE

あー……バイト先にも入荷していましたねぇ。自分は明日買いに行くんですけど、願わくば、無くなっていない事を祈るばかりです。実際、唯と梓が手に入れば満足ですけどねぇ。
けいおんは、原作の連載再開も決まりましたし、色々とこれからありそうですね……


剣と鎧と美少女、立体化の面白さが詰まった「Fate/stay night」フィギュアまとめ-GIGAZINE

個人的にセイバーオルタとリリィは買っておきたい2体。オルタは特にこの造形が好きでしてねェ、まさに黒騎士と言ったところでしょうか。前雑誌だったかに載っていたのを見て一目ぼれだったんですけど……発売したらオルタだけでも買うかも知れませんな。


「ブラック★ロックシューター」がレトルトカレーになったりマトとヨミの日常パートを再現、BLACK★ROCK SHOOTERまとめ-GIGAZINE

寧ろこっちの方は全部欲しいですが何か?





以下、小説です。




 
 昼からの授業は眠くなる。何せ食事を行い腹が満たされた事への満足感。そして今日もまた、適度な温度での太陽光が、教室に降り注ぐ。―――この状況下は、睡眠に適した状況だ。
 グレイは頭を掻き、欠伸をして教室の一番端に腰を掛ける。教室内を見渡して見ると、人の姿は無く、珍しく、一番乗りだったらしい。先に行っている筈の彼も教室には居なかった。
 まだ図書室に居るのだろうか。眠い目を擦りながら机に伏す。まだ授業が始まる時間ではないだろう、少しぐらい眠っても問題は無い筈だ。
 そう思った刹那に、その光景は視界の端。眠りに就こうと瞼を閉じる時に、偶然飛び込んで来た光景であった。
「―――あ!」
 思わず叫んで、伏していた体を起こした。反動で崩してしまった体制を立て直して、立ちあがると窓の前に立って外を見る。
 目に入っていたそれが、丁度森の中に入って行く姿を捉えた。背中越しだったが、恐らくそうなのだろう。
 ―――この教室は窓が低く、テーブルが高い。後ろの席に行く度にテーブルの高さは増して行くまさに階段式の教室だからだ。
 そしてグレイはかなり後ろの方に座っていた。理由は単純で、授業中に昼寝をしていても、後ろの方で見つかる可能性は低いからだ。窓際に座ったのは、いつもは窓際の人気が高く、久しぶりに座れた偶然もある。
 さらに言えば、この教室はプレザンスの森の入口すぐそこに存在している教室であり、ここから入り口を眺めるのは容易い。
 様々な偶然が重なり、タイミング的なそれも存在しており、結果としてグレイは森の入口から中に入っている彼の後姿を見る事となった。
 思わず叫んだ理由はそれだ。教室に誰一人生徒が居なくて助かったと安堵のため息を吐くが……しかし、先に目に映ったあの状況も見逃す訳には行かない。生真面目な彼の事だ、恐らく―――
「ああ、やっぱりな」
 教室に設置されている欠席を告げるボックスの中には、彼の早退届けが出されていた。恐らく、あのあと図書室に行き、何があったのか解らないが森に向かおうとしたのだろう。態々教師に早退届けを出す為の手続きを踏んで、ここに入れて学院を出た。
 で、今森の中に入って行った訳である。随分と面倒臭い作業を踏んで出て行ったものだ。もし、グレイが同じ行動を取るのなら、面倒な手続きは飛ばして、すぐに外へと出て行く。
 もう一つ、今度は呆れの意味を込めてため息を吐く。本当に行くとは思っても見なかったのである。そこまで心配しているとは―――やはり彼は学院の中でナンバー2の変人だ。
 しかし、それを放ってはおけない自分もまた変人なのだろう。喩え、何と言われようとも彼は自分の友人だ。このまま森の中に入って何かが起きないなどの保障は無い。
 眠気は飛んだ。グレイは面倒臭い手続きを全て飛ばして、自己早退した。
 
 
 ―――殺伐とした雰囲気。異様な雰囲気―――それらの感覚は間違っていなかったようだ。
 シュタインは今一つの広場に立っている。
 いや、どちらかと云うと、広場にされてしまった場所だ。元々は普通の森だったのだろう。草木が生い茂り、木々の枝がある、そんなどこにでもある普通の森の中の雰囲気だった筈。
 しかし今の状況はどうだ。複数の足跡と、魔術で争ったような痕が混在している。特に広場の中心部分の損傷は激しく、魔力の暴発か何かだろうか、クレーター上の代物が存在していた。大きさはどれほどだろうか……取りあえず、並みの魔術ではない。
 テレシアの魔術しか考えられない。これほど巨大なクレーターを生み出す魔力を運用出来るのはテレシアのような両眼異色の、先天的な才能を持った人間だけだ。―――無論、修行などの努力によって後天的に天才になった人間も居るが、それはごく一部の人間だ。大方の人間が産まれた時からの「枠」に収まる魔術を使用している。
 やはり彼女だろうか……いや、まだ可能性は存在している。彼女と同じように両眼異色を持っている人間で、同じように天才的な何かを持っているのであれば……これを作り出すのは容易いだろう。
 クレーターの中に入って見て、中央に来る。上を見ると、自分の身長よりも高いと改めて知る。一体何メートルあるのだろうか…………。ちなみに、戻るには浮遊魔術を使う。彼女ほど上手くはないが、コントロール自体出来ない訳ではない。
 地上に降り立ったシュタインは一体を見渡して、ここでもし、彼女たちが戦闘を行ったとするのなら、どこへ行ったのかを考える。朝から来ているのなら、随分離されていると考える。ここは二択だ。
 一つは、行った事のない場所へと向かったのか。
 二つは、自分の縄張りを見回っているのか。
 このどちらかだ。
 脳細胞が告げているのは、後者。しかし、反射神経、つまり本能は前者を告げているのだ。根拠の無いある種の勘のようなもの……考えた末に導き出された結果である後者とは違う。
 彼女は未知を好む。が、自分が無理と判断したものには手を出さない。当然そこで終わるのではなく、それをどうやって可能にするか、それを模索する。……前回の一件を考えると、可能にする術を見つけたと考えられもするのだが、何せ昨日の話なのだ。無理に決まっている。短時間過ぎる。
 ―――が、実際人間が、脳細胞が告げる理性と、勘が告げる本能を天秤に掛けると、確率的には勘を信じる方が上だ。根拠の無い自信を人は信じたがるものだ。
 特に神秘的なものを崇める人間は、それが神のお告げと考える。女性に関しては、占いなどミステリアスな代物に惹かれる者も少なくは無い。
 ……思想的には、明らかにシュタインはリリィナ学院に向かうべきだっただろう。彼は神が存在し、人に対しての贖罪を求めていると考えている、一種の、『主罪説』を崇拝していると言っても過言ではない。
 この世に神は存在している。何より、魔術、精霊などと云うモノが存在している時点で、何か人間には考えられない不可思議な力が働いていると考えたからだ。
 そんな神秘を信じて……シュタインは唾を飲んで、まだ見ぬ場所へと歩を進める決意をする。
 ―――――――その刹那であった。
「―――ッ!」
 ……何者かに、肩を掴まれて、考えられるだけで最高の速度でその場を離れて、振り返る。当然、最悪の事態を考えて展開するべく魔術の準備も怠らない。
 その間ほんの数秒。自分でも信じられない速度だった。
 目の前に飛び込んで来た光景もまた、信じられない代物であったが……
「おいおい……友人に対してその態度かよ……」
「……ぐ、グレイっ!?」
 友人であるグレイが、何故かそこに存在していたのである。手に持っていた剣を収納して、遠ざかった分を歩いてグレイの元へと行く。
「え、どうして……」
 冷静になって考えると、本当にどうして彼はここに居るのか。自分は知らせないでここまで来た筈である。知らせても、テレシアの為にと言えば確実に着いて来ないと踏んでいたのだが―――まさかの事態に、シュタインは目を見開いたまま、しばらく呆然と彼の姿を眺めていた。
 そんな態度がおかしかったのか、苦笑の表情を彼は浮かべて、すぐに言葉を返す。
「丁度教室からお前の背中が見えたもんでな。胸騒ぎもしたから着いて来たんだよ」
 そうだったのか、と返して、歩を一歩先に進める。
「―――で、その様子だと、まだ見つかってねぇ見たいだな」
「そうなんだよ。それにこのクレーターの事もあるし、面倒な事に巻き込まれていないと良いんだけど……」
「それでこの先か―――」
 視線を奥地へと向ける。
「うん。テレシアはこれ以降は行った事がないんだ。当然、僕も行った事無い」
「まさに未知の地ってワケだな」
 グレイの言葉に対して頷きで返すと、さらに一歩前に歩く。
 その姿を見て、グレイは肩を竦める。
「どうせ、言っても聞かないと思ったし、だったら俺も行くっきゃないだろ? ―――と思って、ここまで来たワケだ。
 大変だったぜ、お前と違って気配もわかんねぇーし、あの女と違って魔力を感じる素質もねぇーし……勘でこっちまで来てようやく追いついたんだからな」
 その勘は凄まじい。こうして出会えている時点で、この広い森の中で出会えている時点でかなり奇跡に近い。ちなみに、気配と言ったところでそこまで確実な代物ではない。気配で相手の場所を完全に理解出来るのなら、シュタインはこのようなところで足止めを食らってはいない。
 あくまで気配とは、戦闘時にある殺気に近い。人が人に対して向ける意識に関する代物こそ気配。自分に意識が向かっていなければ、それはすれ違う他人と同義だ。
 ……以上の観点を考えると、グレイの勘と云う代物は一種、未来予知に近いのかも知れない。偶々出会えたと云うアレもあるが……
「とにかく出会えて良かったよ。じゃあ、行きますか」
「だな」
 ―――共に、歩き出す。
 

to be continued......next week

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