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絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

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指の先に存在している奇跡に触れる事が出来るのは、世界に愛された者のみだ



一昨日と同じ色合いですが……写真に写している物は同じですけど、これは新たに買い足して来た代物ですので、前回の物とは別物です。
何と言いますか、コンプリート出来なかった腹いせに、もう2BOX買って来たのが正直なところです。友人にシングルで徐々に買った方が安かったんじゃないのか? と首を捻られましたけど、その辺りはサイン目当てで。―――サイン出ませんでしたけどね。要は意気込みと云う事で……
これでコンプリートしたんですけど、一部持っていないパラレル使用のカードがあるので、その辺のカードはシングルで買うとします。さすがにこれ以上はBOXとかパックで買ってもどうしようも無いと云う事が解っているので。
デュエマとか遊戯王とか、バトスピとかと違って、ヴァイスに関しては余りお金を使いたくないのが正直なところです。今回はB★RSだったので特別処置なだけです。実際はヴァイスは余り好きじゃないと言いますか……システムは良いんですけどね。値段と面白さが個人的には釣り合っていないだけです。
あくまで個人的な主観ですのであしからず。

何を隠そうとも、ようやくテストがあと1つまでになりました。……本当に長かったです。明日は休みなんですけど、明後日の水曜日に、最後のテストが待っています。それが終わった刹那に、2ヶ月間の長い春休みが始まります。
取りあえず、この間にアルバイトをして生活資金を稼いだり、車の免許を取ったりと、色々としなければならないので、あまり今年の春休みはゆっくり出来ないのが現実です。友人と遊ぶ事も、どれだけ出来る事か……その辺りは仕方ないと割り切るしかありません。
恐らく、ゆっくり出来るのは、今週だけだと思いますので、この今週を有意義に過ごしたいと思います。
本当に、これだけ春休みがため息を吐きたくなるようなときになるとは思っても見ませんでしたけど、これも必要な事ですので頑張ります。

しかし最近朝早くに起きられなくなって来たので、アルバイト始まったら早く起きられるように頭を調整しないと行けませんね……。

今日はハスミさんへの小説があります。一番下の追記から。


今日のNEWS


アニメ『アイドルマスター』はTVで放送することが判明!:オレ的ゲーム速報@刃

え、と云うよりOVAとかの噂が立っていた事すら知りませんでした。元々アニメでやるものかと……まぁ、そんな自分の情報収集不足はともかくとしまして、アニメで良かったですね、と云う話です。


ソニー、近日中に新型PSPを発表へ-GIGAZINE

PSP2ヤバイ、PS3並みの処理能力を実装している模様!!!:オレ的ゲーム速報@刃

「PSP」次期モデルはドコモの回線を搭載する事が判明!!!」オレ的ゲーム速報@刃

色々とPSP2の情報が出て来ましたね……。しかしPS3並みの処理能力と言いますけど、そんな事言ったらわざわざPS3を出す必要性があったのかどうか……まぁそこまでの処理能力は無いと自分は踏んでいますけどね。ガンダムvsガンダム エクストリームバーサスがPS3の基盤を積んでいるそうなので、これは恐らくPSP2用のソフトになると思いますねぇ。
ドコモの回線を引くって事は、PSP携帯もドコモの可能性も出て来たってワケですね。




以下、ハスミさんへの小説です。





 
 乾いた音は、草を掻き分ける音だ。走る足は、不安定な地面を踏みつけて、先へと急ぐ。
 それを追いかけるのはグールだ。先ほどまで全く見向きもせずに奥へ、奥へと進んでいた彼らが、逃げようとする自分たちを追って来るのだ。しかも凄まじい速度で。
「アイツら、追いかけて来やがる…………ッ!」
 銃を構えるものの、先の破壊魔術を行使したせいか、魔力の結合が上手く行かず、弾丸を作り出せても一発のみ。撃っても、当るとは限らない。仕方なしに、走るのを優先する。
「なァにか、向こうにとッて不都合なモノでも見たんじャないんかなァ?」
「不都合だと? あの魔術封殺刻印の事か?」
「うーん……それもあるだろうけど、別のモノも……って、ぬァッ!?」
 叫びと同時にエリセが走るのを突然止め、対応しきれなかったテレシアが顔面から彼の背中に突っ込む。
「痛ェだろこのクソ教師…………」
 と、刹那にその異変に気づき、目の前を見る。
「あちャー。周り込まれてたのねェ」
 舌打ちして、もう一度魔術を展開するものの、暴走していて、全く機能しない。
 積み。戦いにおいて、ゲームにおいて、これ以上何をしても、勝つ事が出来なくなってしまった状態を差す。まさに今、二人はそのような状況に陥っていた。
 横を見ても、斜めを見ても、後ろを見ても、全ての方角からグールが姿を現している。
 魔術は通用しない。物理攻撃しか手段が無いのだが、しかし、エリセは物理道具を保持してはいない。テレシアの持っている実態兵器は、魔力を使わなければ取り出せない。
「―――しかも、奥地過ぎてな、発明品がサポートを失って使えない……。つまり全くのサポートなしで発明品を使うとどうなるか解らないんでねェ」
 苦笑しながら説明するテレシア。いつも通りの顔であるが、疲労の色が表情の隅に見られる。
「まァ取りあえず」
 エリセが目の前に手のひらをかざすと、瞬間に魔力壁が現れる。簡単だが、突き詰めると攻撃にも使えるオールマイティな魔術である。当然、テレシアも使える。
「そんなに持たないけど、ねッ!」
 鈍い音が響いて、グールが魔力壁に直撃する。振動する空間に、苦痛の色を顔の端に見せる。
「……お前、有名な魔術師何だろ? 何とかしてみろよ」
「うほォ、手痛いねェ。でも生憎、本気出すにはちョーッち、無理だねェ」
 理由は不明だが、やれるのならやっているだろうと、ああそうかい、の一言に留めた。
 ……最初は一体だったグールも時間が経つ毎にその数を増し―――今では、囲めるだけ囲める、二十のグールが魔力壁を一気に圧迫している。
 平然とした表情を浮かべていたエリセも、少し顔色が変わり始めた。テレシアには解る、そろそろ、この魔力壁は消滅する。
 根本的な問題で、彼の魔力がそろそろ尽きようとしているのだ。もし、この魔力壁が消えようものなら、刹那の内に周りのグールがこちら側へと押し寄せ、自分たちを殺すであろう。
 しかしそれだけは願い下げだ。こんなところで、しかもグールにやられて殺されるのは趣味ではない。
 ではどうする。自らの魔力のコントロールはまだ取れない。一眠りすれば何とかコントロール出来るレベルまで回復するだろうが、眠っている時間も、この壁を展開し続けるなど、不可能だ。
 一番の得策は、諦める、に限るが、彼女は往生際が悪い。死ねと言われれば、どのような手段を用いたとしても、生き残りたくなる。天邪鬼だ、とはシュタインにも毎回言われ続けている。
 ……手を目の前に差し出して、魔術を展開し続ける。時間を掛けて体中の魔力を感じられれば、何とかなるかも知れないと考えたからだ。圧倒的に、力では勝っているのだ。今度こそ、百パーセントの魔術で、相手を破壊し尽くす。もしくは魔術と言わず安全に、発明品を扱って一点集中突破を仕掛ける。
 魔力の泉から、自らの魔力を吸いあげるが、相変わらず言う事を聞かない。一定量を吸いあげようとしても、その量に届かない。逆もあり、小さく吸いあげようとしても少なく吸いあげるなど、面倒だ。
 だとしても集中力を切らす訳には行かないのだ。目の前の魔力壁は長く続かないと解っているから、それまでに魔術を完成させる必要性がある。
 集中して行く魔力の中に、光がようやく現れる。小さな、小さな光だが、確かに魔術の式だ。ここからさらに魔力を編み込み、大きく、巨大化させて一つの魔術として具現化させる。
 自分にはそれが出来る事が当たり前だと思い込む事だ。魔術は強いイメージも、設計図を作る上で必要となって来る。
 雷撃が、体中を走り抜けるイメージ。現に、暴走した魔力たちが体の端より、まるで雷撃のように、具現化して乾いた音を立てている。
 痛みはあっても関係ない。今は目の前の魔術だけに集中する。―――が、目の前で徐々に崩壊を始めている魔力壁に、焦りが見えた。もうすぐでアレは壊れる。現在はその一歩手前と言ったところか。
 魔力が集まらない。完成しない―――拙い。焦りが焦りを呼び、集中力が切れ始める。
「く、そ……」
 意識も途切れようとする。力が一気に逆流を始めたような気がして、その場に嘔吐する。……痛む胃の場所を押さえて、魔力を解放した。こうなれば魔力壁が消えた刹那に、全力を持って逃げるのみ。
「まァ、それしかないよねェ―――逃げられれば良いねェ」
 縁起でもない。
 …………鈍い音。鈍い音。そろそろ、崩壊しようとしているのだろう。その魔力壁。
 一歩、エリセが下がって、上を見る。解除した瞬間に跳び、木に登ろうと云う戦法なのだろう。
 果たして、それにテレシアが着いて行けるかどうか……
 やるしかない。それ以外存在していないとは、先に認識したばかりではないか。苦笑交じりに、苦痛の色を滲ませ、彼女は立ちあがる。
 
〝―――ふん、努力するのは勝手だが……〟
 
 その不自然な声が、響く。
 
〝―――避けろよ―――〟
 
 ……言葉が響いた時、咄嗟に、体を捻って後ろを向いた瞬間、そのすぐ横を、何か凄まじいものが駆け抜けて行った。
 極光の一撃。まるで、彗星の如く奔って行ったそれは、魔力の弾丸。効率良く、最強の魔力を練り込まれた最強の一撃が、今目の前を通り過ぎて行く。あまりの質量に、テレシアはそれを嗤いながら眺めていた。
 着弾―――刹那、崩壊。
 轟音を立てて爆散した故に、一帯に存在しているグールが宙を舞った。見ていたから解る、爆散したアレは、〝矢〟の形をしていた。果たして矢と呼ぶに相応しいかどうかの形状をしていたが、推測するに矢だろう。その形は、矢と云うよりは寧ろ〝槍〟と形容するに相応しい代物だった。―――棒状赤い代物の先端に金属上の代物。捻じれるように作られたそれはまさに、スペードクラスの代物だった。
 完成度は凄まじく、あそこまでの逸品を作り出すのに、テレシア自身はどれほど掛かるか……考えて見ると、なるほどかなり時間が必要だと計算結果が出た。
 後ろ側で待機していた謎の声の主がどれほど前からこの矢を練り込んでいたかは不明だが、それらに爆散のプログラムを付加、それと狙いを定める必要性を考えると―――かなりの時間を掛けていたのだろう。
 全く、それならばもっと早くに助けてくれれば良かったものの……テレシアは舌打ちをする。
 一方、目の前でグールが爆散するのを眺めていたエリセは魔力壁を展開するのを辞め、一旦後ろに下がった。何があったのかは解らないが、とにかく、助かった、と述べんばかりの顔をして、眼鏡を上げる。姿としては、現在は少し滑稽だ。息は荒く肩を上下させており、魔力壁を展開していた腕は魔力の制御が利かないのか、少し魔力が雷撃に似たそれで具現化、放出している。
 ―――さら地になった一帯。グールが消滅するほどの威力を着弾した地面は抉れて巨大なクレーター上になっている。中央には、因子分解して行く槍のような矢が突き刺さっていた。
 ……静かだ。妙に静かだ。周りに散開しているグールたちも動きを止めて、その場に立ち尽くしている。感情の無い、本能だけの彼らが、戦闘本能に動かされるはずの彼らが今動きを止めている。それだけの絶対的な圧倒的な力の前に、戦意を喪失しているとでも云うのか……
 興味深い話だ。戦闘本能だけ、欲望だけで動く、呪いを受けた人間グールが、恐怖を感じるのか。生じるのか。出来れば研究をして見たいものだと、口を歪めて嗤う。
 妙な静けさの後に、グールが目の前から消えて行く。いや、逃げて行く。元居た道へと戻り、行進を再開するのだろう。
 助かったのだ。絶体絶命の危機から何とか逃れる事が出来た。
 さて次に問題なのは、矢の一撃を放った人間の存在だ。
 何の為に自らたちを助け、圧倒的な力を見せつけ、未だ姿を現さないその人物を、探す。矢が通り過ぎた位置から考えれば、立っている場所を後ろに振り向けばどこかに存在していても不思議ではないのだが……全く見当たらない。
 森の暗さではない。木々に隠れているのか、それとも何かしらの魔術を行使して姿を消しているのか。どちらにしろ、自らたちに正体を知られたくない可能性もある。
 残留している魔力の色は黄金色。滅多に見ない特異な色をしている。それだけ強力な魔力を誇っており、冷静になって考えて見れば、確かにあの矢の質量も、威力も、頷ける話だ。グールを消滅させるだけの魔術を、テレシアに匹敵する強力なそれを持っている人間は―――
 ―――意外にも、そのあとすぐに姿を現す事となる。
 姿は、意外にも目立つ色合いの服装をしていた。森の中での活動を主にしているのだろうが、格好は赤主体の服を着ており、目立つ。手には何も持っておらず、先の一撃を放った形跡は無い。ただ微かに、黄金色の魔力を感じる。
 容姿の方は、鋭い目つきに、テレシアと同じく両眼異色の目。強大な魔力を秘めていると頷ける色の目と、黒い髪。隙が一切見られない気配をまとっている。
「我が名はグレイス。グレイス・G・プランサスロンス―――この森の管理者だ」
 管理者直々の登場に、テレシアは少し眉をひそめる。管理者が出て来ると云う事は……
「ははん。解っているんじゃないの、この森の異変を」
「左様。私は既に数か月ほど前からこの森の異変を知っている。その為にこうして巡回をしているのだが……」
 横目で二人を見る。腕を組んで立っている彼の姿は、二人を完全に見下しているような印象を受ける。―――普通の人間なら嫌悪感を覚えるだろうが、この二人にはあまり縁のない感情だ。
 両眼異色の目を輝かせて、ため息を吐くと、彼は額に手を当てて口を開く。
「お前たちの存在は随分前から知っている。森を好き勝手に荒らしているとな……」
「あーあ」
 知られていたのか、とテレシアは同じく額に手を当てる。
「無駄に機械的な代物を設置して邪魔をしていたようだが……さすがにこの辺まで来ると、その機械も設置されていないようだな。不審者の気配を一発で知る事が出来た」
 ……彼らは強大な情報結界を森全体に展開しており、侵入した人間の居場所を知り、状況を知る事が出来る―――との推測は、どうやら間違いではなかったようだ。
 この森が彼らに管理されているのは、随分昔から知られている国公認の公開情報だ。この森で何かを行う場合は、管理者である『プランサスロンス』家に関して許可を得る必要がある。許可なく入れば結界が作動して、居場所を特定した彼らが来る。
 あまりにも位置を知るのが正確な為に、結界か、何かの科学的な代物を使わなければ不可能だろうと思っているのは自分だけではない。だからこそ、多くの人間が思っていた結界節が明らかになったと言える。
 仮説を完結させている間にようやく気づいたのか、グレイスと呼ばれる男が、テレシアに目をつける。
「……貴様、オッドアイか……」
「お互いにね。金と蒼のオッドアイ」
「そう云う貴様は、赤と緑のオッドアイだ」
 ……互いに皮肉混じりに苦笑し合う。持っている魔力の量はほぼ匹敵する。
「……良いだろう。貴様たち二人を、我が館に招待しよう―――」
 


to be continued......next week

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