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絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

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この世界はあなたの為に繋がっているよ。笑顔が溢れるハーモニー



頼んでいたプリキュアスリーブ。

今まで出そうで出ていなかったプリキュアのスリーブ初のスリーブは、スイートプリキュアのキュアメロディとキュアリズム―――と、キュアビート。

同時に注文した筈なんですけどどうにも、この二つしか届かなかったようで……。何でもこの二つは同時配送されたのに、ビートだけは別で配送されたらしいです。この二つは郵便局から届きましたけど、ビートの方は佐川急便で来るそうです。

……何だそのビート優遇は!? Amazonは一体何を考えているんだ……理解が及ばない。

どうせなら三つ同時に送ればよかった物の……ああ、そういえば発売日が一ヶ月近く延期になった商品だからなぁ、色々とあったんだろうなぁ、多分。

届いたは良いんですけど、これ、使わないんですよね。未だに新しいデッキに使おうとは思っていませんし、使うとすれば、キャラクタースリーブ用のスリーブを買ってからと思っています。何せレーシングミクのスリーブの例があるんで、ちゃんと二重スリーブにしておかないといけません。ボロボロになっちゃう。
友人も二重(いやあれは三重だな)スリーブ何ですけど、どうにもシャッフルはしにくい。……でもまぁ、スリーブがぼろぼろになるのはちょっと嫌ですし、そこは互いに承諾して使って行きたい所です。


本日のLOV。
2勝4敗。……うん負け越し。


以下、二日連続でハスミさんへの小説。
土日にこの小説を二回更新すれば結構進むんじゃね? っと言う考えからですけど、まぁ、元に戻るかどうかは気分次第。
ただ昨日の小説の部分の切り出しが悪くて、今日が凄く短い……




 
 魔力が四散して行く様を感じる。後ろの方で、自らがコントロールしている幾つもの何かがはじけて行くのが解る。……それは恐らく、使い魔では無い。使い魔であれば、術者である自らにもフィードバックする筈だ。
 故に、後ろで破られて行く感覚があるのは、恐らくグールだ。彼らが凄まじい勢いで駆逐されているのだ。その速度は彼が思っていた以上の速さであった。
 異常な速度に驚きはしたものの、しかし、焦りにはならなかった。何せここまでの被害は既に予想の範囲に入っているからだ。いや、寧ろ少ない方だと割り切る。相手が何人居るかどうかは不明だが、この速度ではそこまでは居ない。恐らく小隊三つか、四つぐらいであろう。これがもし、国の進行であるのなら、もっと早い段階でグールは殲滅されているだろう。
 いつかこうなると思っていた理由としては、自分がこうまでしてグールを生み出して、『クラス』についての情報を探していれば、いずれ国は察知する。さすがの彼らでも、重い腰を上げざるを得ないだろう。幾らこの国が切迫している状況とは言え、目の前でグールの進行を放っておくほど、国は莫迦では無い。
 そうなれば、『高貴なる騎士団』が出て来ても、全く不思議ではない。一気にグールは駆逐され、現在進行形で消滅して行くグールの倍―――いや、それ以上の速度で破壊されて行くだろう。
 それを考えて見れば現状の速度は遅い方であり、まだ被害は少ない。もう少し被害が出れば、展開を考える必要性が出て来るが……
 述べたように、グールは替えが利く代物なのだから、そこまで焦らなくとも、次はある。
 但し、早まった分のタイムスケジュールは修正する必要はある。つまり予定を前倒しする事になる。これは仕方が無い。
 視線を後ろの方から再び前に向けて、使い魔の到着を待つ。使い魔が到着すればすぐにでも次の行動に移れるのだが……喩え予定を前倒しにすると言っても、使い魔が戻って来ない限りにはその予定も変えられない。
 自ら行けば一番手っ取り早かったのだが、喩え姿を隠して行ったとしても、途中で必ず魔族だとばれる可能性がある。あの時戦った少年が良い例だ。彼は架空の存在と云う情報が蔓延したこの世界に置いても、魔族が目の前に居る事を受け入れ、確信したのだ。それは彼が特別だった可能性もあるが、万が一にも備える。
 魔族の存在―――喩えすたれたとしても、思い出させる訳には行かない。存在を再び世に出すと云う事は即ち、魔族自身にも、人間にも危害が及ぶ可能性があるのだ。故にここで国の連中に魔族の存在を悟られる訳には行かない。
 小規模な状況ならばまだ収拾の可能性はある。必要以上の干渉はしたくないのだが、やむを得ない場合はそうせざるを得ない。
 もし―――魔族と云う存在を世間に伝える時が来たとすれば、それは遠い未来の話だろう。それこそ、長寿の魔族が何度か世代を交代し、人間の中から魔族の存在が完全に消えるか……それぐらいの時を要するだろうと、彼は思っていた。
 多くの種によって分かれている魔族。様々な場所に散り散りになっている魔族たち。それを統括する者たち全員が話し合いを行い、現状で表舞台に立てると判断した時にこそ、世間に魔族の存在を知らしめ、表舞台に再び上がる事が出来るのだろう。それまではその存在を隠匿した方が得策だと、魔族の長たちは言う。
 その真意は不明。時が満ちていない……とは耳にした話だ。では時が来れば魔族は表舞台に再び姿を現す事になるのだろうか? その辺ははっきりしていない事実のひとつだ。
 とにかく、多くの魔族たちの意思がひとつにまとまった時、同意した時、意思が決定された時にこそ魔族は再び表舞台の光を浴びる。
 ……その時、どのような状況で表舞台に出るのかは想像出来ない。
 考えられる状況として、それが和平なのか、それとも戦争をする為に表舞台に姿を現すのかどうかも解らないのだ。
 再び人間と魔族が共に手を取り合って生きる世界の実現を目指して、行動を開始して、種族間の枠を超えようとしているのか―――それとも、いつかの恨み、いつかの復讐を果たす、復讐者として表舞台に出て、その人間を遥かに超えている戦闘能力を用いて世を駆逐するつもりなのか。それはその時になって見なければ解らない。誰にも。先と同じ結論だ。
 だが願わくは……男は切に願うのは、後者で会ってくれるなと、そう願って止まないのだ。
 男は確かに言った通り戦いの中で相手を知り、強い人間に出会うのを楽しみの一つにしている。それは否定出来ない。
 が、「戦い」と「戦争」は違う―――そう思っている。戦いは胸躍る代物であるが、戦争は単なる掃討作戦だ。そこに一つとして希望も無ければ、武勇も無い。空虚しか残っていない。
 大量殺戮―――戦争が齎すのはその言葉に限る。それ以外には何も無い。そこには慈悲も希望も存在していない、一方的な暴力だけが全てを支配する世界。弱き者は死に、子供、女、罪の無い人間が殺戮に巻き込まれて命を散らして行く。……かつての戦争がそうだったように……
 「戦い」とは神聖な代物だと、男は常日頃から考えている。
 古代より、多くの種族―――特に人間―――が戦いによって全てを決めて来た。それは政治であり、理念であり、善であり―――様々な気持ちを剣に宿して、戦いを行って来た。そこに悪しき感情は何一つ存在しておらず、男も女も関係無く戦い、そして雌雄を決する。まさに決闘だった。純粋に己の強さの極地を求め、それ故に周りの人間を引き付ける……かの征服王がそうだったように。
 戦いはそのような代物だ。殺し、殺され……このような関係では無い。友と……何より国民と、治安と安泰を守る理由として行われて来た神聖な儀式だったのである。
 元はそうだった筈なのだが、どこかで人間は歪んでしまった。力こそが全てを考えるようになり、力で相手よりも優位に立とうとする。誰よりも強くあり続け、誰よりも頂点で見降ろす立場に居たいと思ってしまうようになった。それは戦いの力の方に向いた。
 戦い、屈服させ、服従させる。敗者に人権は無く、何一つ尊い感情も無く、人間ですらないように扱う。家畜のように同じ種族である人を扱う。―――いつしかそれに不満を抱く者が現れる。そうなれば再び力を持って、それを超えようとする。
 結果として戦争が起こる。相手に何の感情も抱かず、ただ殺し、殺され。まるでマシーンか何かのように、永遠に殺し合いを続ける。
 まさに先に述べた殺戮が始まるのである。殺人では無く、殺戮。戦いでは無く、殺戮。決闘では無く、殺戮。殺戮、殺戮。ひたすらに死だけが蔓延する混沌の世へと変わる。
 これが戦争だ。戦争は長く、そしていつまでも続く。誰かが止めない限り、人はその身を食い合い、どちらかが滅びるまで殺戮を続ける。
 ……いつか必ず滅びてしまう。そのような愚かな感情を持つ人間を、新しい指導者が正しい方向へと導かなければならないのである。
 ……今の人類には、正しく導く力は存在していないと、男は見る。故に今は魔族の存在を表にする訳には行かないのだろう。また争いが始まってしまうからだ。ただでさえ、現状この国では、科学革新派と魔術革新派の緊張状態が続いていると云うのに、ここで新たな火種を入れた所で炎上する勢いが強くなるだけだ。
 言わば、魔族は一種の観測者なのかも知れない。人間と云う生命物体を、家畜―――では無いのだが―――のように遠くから眺めて様子を観測する。間違えた方向に向かえば、それを密かに伝える。そのような立ち位置に似た状況に立っていると思われる。
 観測者は誰にも悟られては行けない。それはスパイのような代物であり、そして観測者は常に第三者の立場を保つ故に干渉が許されない。……しかし、魔族は完全な観測者にはなれないな……男はそう小さく呟く。
 既に関わってしまっている人間が幾人か存在している。そこから情報が漏れる事は考えられないが、それでも観測者としては失格だろう。
 先に、国に自らたちの存在を悟られる訳には行かないと言ったが、実際には国では無いにしろ、全く関係ない人間たちに存在を知られてしまったのは事実だ。―――後ろの様子を確認する。その森の向こうで、グールと戦闘を行っている彼らは、自らを魔族だと確信して、真意を確かめる為にこちらに向かって来ている。正体を知られてしまっているのである。
 だがそれを軽視するのは、人間の間に存在しているコミュニケーション習慣の一つ―――いわゆる、〝噂〟と呼ばれる代物が大きな影響を及ぼしているからだ。
 噂は、あくまで噂。真実ではない。人間はその虚像の代物をまるで実在かのように語る特徴がある。魔族に無いと言えばそれもまた嘘になるが、特に人間たちの間では噂が絶えない。
 つまり、確かではない情報が常に蔓延しているのだ。それを利用すれば、騙す事は容易いだろう。喩え真実だったとしても、大衆にとって嘘だろうと言われれば、それは嘘になる。それが人間の世だ。少数派は大数派に食われてしまう。
 それを利用出来れば、それで何とかなる。噂として、定かではない情報として、魔族がプレザンスの森に存在しているとは広まるだろうが……それを態々確かめようとする物好きも居ないだろう。しかも森は危険地域に指定されている。一般人が立ち寄るような要素は無いだろう。
 見られてしまった彼らには何も言うまい。魔術による暗示も掛けないで良いだろう。そこまで暇でもなければ、手間を掛けるような事もしたくない。面倒だ。
 …………静かに、見守り、考え、そしてここで座る事数分が経過しようとしている。
 ―――そこに、待ち望んでいた使い魔が戻って来たのは、それこそすぐの話であった。
 

 to be continued......

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