ティガ、愛こそ、今、必要。
結城七夜です。
上のイラストは、今日友人と作り出した「サンタクロース」のちょっとなんか、作られたバージョン。
色々と設定が付加されていって、何か知らないけど、これで一本短編の作品が出来るぐらいまで出来上がってしまった一枚。
……内容としては、ルパン見たいに、子供達の部屋に侵入して、プレゼントを届けると云うモノ。様々な、サンタの正体を突き止めようとする大人たちから、純粋な心を持っている子供達をすくえるのか!? ――と、云う話。
これだけで、一時間半程話していましたからねぇ……随分なものです。
それにしても、やっぱり実家は寒いな。
途轍もなく寒い。雪は降るは、霙は降るは、地面は凍っているわ、雪は硬いわ……やっぱり雪国は凄まじいですね。
でも東京とか、神奈川の、雪が積もらない様な地域に住んでいる人にはやっぱり雪って、テンションが上がるものらしいですよ? 実際に雪国に住んでいる人間から見ると、災害の対象なんですけどね。余り降りすぎるととんでもない事になると云う代名詞。
友人をバトスピに勧誘して、早半年――漸くこの努力が実る時が来たのか……今週の土曜日が楽しみだぜ!
とりあえず、ピクチャードラマ。
戸惑いながらも、切草――もとい、キリコ――は、目の前に存在している二ノ宮リンと見詰め合っていた。
何度かこの少女に会った事はあったのであるが、今こうして面と向き合っている事は滅多になかった上に、あの事件以来はない事柄である。
笑顔を振り撒いているリンの顔を見ると、自然に頬が緩むのであるが、内心が穏やかではない為に、キリコは少々戸惑いながらも、現在の状況を把握する為に、リンの顔を眺め続ける。――事、既に三分が経過している。
「えーと……」
口を開いたのは、リンの方であった。何時もの笑顔のまま、口を開いて、キリコへと問い掛けの言葉を投げ掛ける。
「……キリコさんですよね。じゃ、今日から暫らく、わたしの部屋で居候ですね」
……正直、納得が行かない話である。此処まで強大な敷地と、強大な寮を持っている「聖マリア女学院」にて、住む為の部屋が存在して居ないと云う理由上から、この少女の部屋に、暫らく居候にならなければならないのである。
いや、まだそれならば問題は無いのであるが――この、キリコと云う人物は、元を辿れば男なのである。理性にも限界と云うモノが存在しているのである。
加えて、二ノ宮リンと云う人物の部屋に、キリコを放り込むと云う事は、野獣が羊の部屋に行く様なモノである。
「にゃあ」
笑顔のまま、語尾にその様な言葉を付け足すリン。矢張り、キリコの限界は近いといえる。この言動、この間のあの事件の後遺症と聞いているが、その様なモノを引き摺ったままの少女の部屋に入る事は、どうあっても出来ないのである。
しかし、断われない理由は、エニシダが矢張り絡んでいるからである。
■■■
聖マリア女学院とは全く違った服装をして入って行った切草が問題がなかったのである。つまり、別の服装でも、転校生と銘打ってしまえば問題が無いと云う事に気付いたのはつい、先程の話である。……我ながら、頭が回らなかった。
そうして、あの元、少年が着ていった制服をもう一着用意して――
「ウッチもいっくよーん」
エニシダ・ロフォカは、聖マリア女学院の敷地内に踏み入れた。
(プレザンス王国 エニシダ・ロフォカ異世界目録<原作:エニシダ・ロフォカ 著:不明> 第六章「百合」より抜粋)
女体化切草くん――つまりキリコちゃんは、頑張って、リンちゃんと同居します。
にゃんにゃん、な展開にならない事を祈ってください。
にゃんにゃんしていいのは――ヒナさn(ry
それでは、また。
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