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絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

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最上には苦しみが存在している。それを乗り越える覚悟があるか?



 


……今日から、ドラマ『最上の命医』が東京系で始まりましたね。
サンデーで連載されていた(現在は第二部である『最上の明医』を連載中)医療漫画で、アメリカ帰りの命と云う天才外科が活躍する漫画で―――かくいう自分は、サンデーの中で、当時2番目に面白い漫画だと思って読んでいました。(1番はハヤテ)
本当に面白い漫画でして、これがドラマ化されると聴いた時にはかなりの期待と心配を持ったものです。何せ実写版では嫌なレッテルが最初から貼りついていますから……。
まぁ最近の漫画からのドラマはかなり原作に忠実な容姿の人を俳優で選んだりしていますけどね。
―――まぁ今回のこの『最上の命医』は良かったと思っています。桐生危先生がアレでしたけど……まぁ、その辺は御愛嬌で(笑
来週からも楽しみな作品の1つになりました。

さて、話は唐突に変わりまして、明日から学校だと言う学生さんも多いのではないのでしょうか? 3連休も終わって、これから受験と云う方、テストと云う方は頑張ってください。
……いや自分もテスト1週間か、2週間後にありますけどね。そもそもその為に神奈川に一旦帰って来たようなものですから。
それが終われば、2ヶ月の長い休みに入りますけど―――その休みも、基本アルバイトと、車の教習所で潰れそうです。ゆっくりしている暇はなさそうです。
が、がんばります……

上のイラストは去る1月7日に誕生日を迎え……莫迦な事に1日遅れて誕生日祝いのイラストをアップしました我らがハスミさんのキャラクターエニシダ閣下の没案の一つです。
アップした作品よりも色々と描き込んでいる印象ですけど、どこが没かと云うと―――とにかく、「エニシダ様っぽくない」「男っぽい顔してる」「女の子に見えない」―――異常の3点から、没になりました。まぁ頑張って描いたし、ここにアップしておこうかな……なんて言う考えでアップしました。
下の方は、昨日twitterで、blogを更新したあとに、二年前のイラストからどれだけ進化したかと云う話で急きょ落書きした代物です。……進化したのか、変わらないのか……本人にはちょっと解りかねますなぁ。
成長していると信じたいです。


今日は久しぶりにハスミさんへの小説の連載作品があります。
今週から連載再開して行きたいと思います。



今日のNEWS


今日もやられやく 『アイドルマスター』 アニメ化決定

……えーと……随分前のアイドルマスターのロボットアニメの方じゃなくて、どうやら本当の、あのアイドルとして成功するとかそんな話のアニメ化らしいです。
ようやく、って感じですね。寧ろどうしてこちらを先にしなかったのか謎なほどですけど……主人公がプレイヤーでしたから、難しかったんでしょう、と勝手に見解しています。最近は、アマガミとかもアニメ化されていますし、そう言うものを出しても大丈夫と云う安心が生まれた事も考えられますけどねー。


今日もやられやく 水樹奈々のタトゥーを彫られてみた

これは凄い(笑
一見莫迦だろう、と思ってしまう1枚ですけど、良く考えればそれだけファンとしてのアレがあると言いますか何と言いますか……。しかしこのクオリティは凄いなぁ、と思いますよ。


今日もやられやく 『なのは』がいつの間にか魔法少女じゃなくなっていたみだいだね

そーですね。もうこれは魔法少女じゃない。機動戦士や。
カッコいいんだけどね!!


L.C.L.の海にダイブ! しょこたんエヴァ・ウェットスーツ:ギズモード・ジャパン

こんな服着た人がダイビングしてたらそれはそれで……(笑。
しかししょこたん似合うなぁ。






以下、小説です。








 
 いつも通り、彼女は授業に来なかった。一限目の授業が終わりため息を吐くシュタインに対して、グレイは肩を叩いた。―――何も言わなくても、諦めろ、と云う気持ちがその手にはこもっていた。
 ……いや、そう出来るものならとうの昔に諦めていたさ、とは前日も述べたような気がしたが……寧ろ、グレイに対して説明するのを諦めた。恐らく数日後には忘れているだろう。
 教室を出て、次は移動だ。現代科学の授業な為に、エリセの教室へと向かわなければならない。―――当然、いつも通っているゼミとは違う教室だ。ゼミで授業をする教師も存在しているが、エリセ自身は、自分の研究室でやると色々と物色やらされて片づけが面倒だと言って行っていない。
 階段を降りながら、グレイと他愛の無い話を続けるのだが、ふと、目の前を見覚えのある何かが通り掛かったのを、見逃さなかった。
 あ、と小さくグレイがまず声をあげて、うん、とシュタインが応える形だ。
 今の影は、テレシアに渡した黒猫だったのだ。ここに一人で居るのは珍しい……そういえば、彼女が学院に来なくとも、あの黒猫は勝手に屋敷から飛び出してこの学院に訪れると文句を言っていた。
 学院内で見つかれば何かしらの処置をされてしまうと危惧した二人は足を速めて猫を追う。何せ、彼女は首輪を着けていない―――飼っている訳ではないとは彼女の言い分だ―――、つまり見つかってしまえば野生としてモルモットにされる可能性が、この学院では良くある事なのだ。
 猫は姿を消し、完全に見失ってしまった。
「あーあ……どうするかね」
「いやぁ……仕方ない、とは言えないよねェ。
 ―――取りあえず、この授業が終わったらテレシアのところに行って来るよ。色々と言いたい事もあるし」
「その間に殺されてなければ良いけどな……」
 呟いた彼の言葉に、縁起でもない、と返して授業の教室へと入る。
 ………………始業ベルがなったのであるが………………教員であるエリセの姿は無かった。全く現れる気配が無いのだ。幾ら彼でも、授業に遅れた事は無かったのだが。
 テーブルに肘を着いて、頬を着きながら待つ一同を放っておき、姿を現さない彼は一体どのような状況にあるのか、想像がつかない。寧ろ彼が慌てふためく姿など、見た試しは無い。
 ―――結果として、現れたのは、数学の教師であるがギルバート・M・ポルシだった。
「えー……、ゴホン。カローレェ教師が有給休暇を取った為に、本日の彼の授業は自習とします。静かに、自習するように」
 その言葉に、周りの生徒が歓喜した。授業が無いと云うだけでこの騒ぎだ。学生とは簡単に出来ているのだな、とシュタインは思う―――彼自身も、授業が無い事自体は嬉しいのであるが―――。
 喜ぶ中で、グレイが背中を突く。
「……あの先生って、有給休暇取れるぐらい良い仕事してんのかよ……」
「まぁ、エリセ先生凄いらしいからねぇ。どうして教師になったのか解らないぐらいらしいよ」
「マジか」
 意外な事実を知ったと言ったかのように、グレイがオーバーリアクションを取った。寧ろ、知らなかった方が驚きである。
 ギルバート教師が姿を消してからも、静かになる雰囲気は皆無だ。久しぶりの自習に、教室を出る生徒も見られた。……自習とは、この学院にとってはこんなものだ。教師も知って黙殺しているのだから仕方ない。
 一方、真面目に自習する派のシュタインであるが、今回はこの授業でエリセが居ないと云うところに不信感を覚えつつも、いや、問題無いはずだ、と思考をループさせていた。
「案外森の方に行ってたりして……」
 まさか―――、と呟きつつも否定出来ない。
 そんな気持ちを振り払うように、シュタインは部屋を出る。どうせ自習なら、この時間中にテレシアの場所に向かっておこうと考えた末だ。珍しく、自習中に自習をしない。ちなみにグレイはごめんだね、と言って部屋に残った。他の生徒と遊ぶのだろう、いつもそうだ。
 静かに廊下を歩く。周りの教室では授業の最中だ。うるさく廊下を歩いていれば部屋に戻されて自習自体が無くされる可能性もある。そうなればクラスの敵になるのは自分だ。それこそ、ごめんだ。無駄な敵は作りたくなく、中立を保っていたいと思う。
 故に教室を横切る時は伏せて、窓から廊下を歩いている姿を見られないように、慎重に歩く。ほふく前進―――と、までは行かないが、近い格好だ。階段を登る時も静かに、つま先ではなく、踵から歩いて行く。著しく神経を使う上に、疲れる。
 いつもよりも時間が掛かって図書室にたどり着いたのは言うまでも無い。いつもより十分ほど遅れて、図書室にたどり着いた。…………と、そこに…………
「こんなところに居たのかい?」
 丸くなっている黒猫を見つけて、安堵のため息を吐く。どうやら無事、この場所にたどり着いたようだ。が、しかし、部屋が開かない為にここで丸くなって、主が扉を開けてくれるのを待っていたのだろう。全く、集中しているのか、扉に立っている自分たちの気配すら感じないのだろうか? いつもの彼女ならすぐにでも扉を開けて冷たい一瞥をするのであるが…………昨日は違ったが。
 猫を抱きかかえると、扉に手を掛ける。この猫は人懐っこいのか、人に抱きかかえられても抵抗はしない。嫌にテレシアには懐いているようだが、その真意は不明だ。
〝白衣のヒラヒラかな……〟
 猫は動くものが好きらしい……野生の本能が働いているのだろう。彼らも肉食動物だ、動く動物を捕まえて食すのは、こうして人に可愛がられる前の、野生の本能であるのだろう。―――人間が異性を求めるのと、力で権力を手に入れるのと同じ考えと云う訳だ。
 欲求はあらゆる理性にも勝る強靭な代物だ。抑え込むなど出来ない。温厚無害と呼ばれるシュタインですらそうなのだから仕方ない。抑え込める人間は、ごくわずかな数だろう。
 その数の中に、テレシアは存在している。生理的欲求、性的欲求、権力への欲求を無視して、全てが実験や科学への追及で消えている。どうかしている、とは周りの考え。
 ……シュタインは、自分でも本心ではそう思っている。彼女は異常だ、一般の人間が関わって良い存在ではないと解っているのであるが……こうして、毎日通う。まるで自分も異質の一つになりたいかの如く―――特別でありたいが如く。
 渦巻く様々な心の内を感じながらも、図書室の扉を開く。彼女の姿を捉えたら口を開こうと準備していたのだが―――
 肝心の彼女は、図書室に存在していなかった。蛻のから、本一つ積みあげられていない。元の場所を保ちつつ、魔術で動かされた痕跡そのまま。昨日、最後にテレシアとこの場所に留まっていた時と同じ状況の再現。
 そこで気づいた、今日、ここには来ていない。
 どおりで、この黒猫が放っておかれている訳だ。いつもなら肩に乗って煙たがれている黒猫も、今日は単独で行動していた。
 おかしな話、いや珍しい、ここに居ないとは……どのような風の吹きまわしか。黒猫を抱えたまま、図書室の隅まで探し、隣の図書準備室も探したのであるが姿は確認出来ない。本当にこの場所には居ないようだ。
 片手で黒猫を抱え、もう片方の手で顎をさすると、もしや、と呟く。
 図書室を後にすると、今度は再び同じ方向へと戻って行く形だ。階段を登り、上へ、上へ―――先に存在しているのは、エリセの研究室だ。
 今日、彼は有給休暇を取っているらしい。ここは扉が閉まっていて、本来なら飽く事は無い。が、彼女なら開けるのは容易そうだ。使っていない実験室をピッキングで開けて、無断で使用していたのは無かった話ではない。つい先日も生物授業を主にする教師の研究室を、有給休暇を取っているのを良い事に使用していた事件があった。
 猫が一回鳴いて、こちらを大きな瞳で眺める。微笑でそれに返して、扉に手を掛けると……開かない。鍵を閉めているのだろうか……? いや単純に、ここにも彼女は居ないと考えるのが得策だ。
 ―――つまり、彼女は今日学院に来ていない。
 何かあったのか。いや、何かあるのならここに猫は来ない。家で実験を続けている線も否定しきれないが、実験なら学院の施設の方が整っていると彼女自身が言っていた。
 不信感に心臓が潰れかける。思考に耽る中、猫の鳴き声で我に返る。……小さいが、廊下を歩いて来る音が聴こえるのだ。
 拙い、と小さく呟いて、近くの物陰に隠れる。述べたように、ここで見つかるのは拙い。影から見てみると、どうやら見周りの教師のようだ。猫に感謝しなければならない。頭を撫でてやり、静かにその場をあとにする。
 行くべき場所は見つかった。だがその前に、猫に何かお礼の餌でもあげなければならない。
 
 
 ……やはり、いつ来ても、この辺りは大変だ。足場もあるが……何か違和感が存在している為に、恐怖がこみあげて来るのだ。
 シュタインは黒猫に先に学院の近くにある小さな市場で猫飯を買ってやった。一体、今まで何を食べて生きているのだろうか、凄まじい勢いで食事をして、お礼だろうか一つ鳴いた。
 それから今のここに居る。プレザンスの森の、昨日とは別の道を通っている。この先に石造りの階段が設置されており、登ると丘がある。その先に、テレシアの屋敷、通称『魔女の館』が存在している。
 彼女の家に行くのは初めてではないが、たどり着いた試しは一度も無い。何せ、彼女は強力な道外れの結界を張っており、不審者は全て寄せつけない。当然、忌み嫌われているシュタインも、たどり着いた試しは無い。…………今回もそうなると思っている。
 ふと、上を見あげると、確かに丘が見えるのだが、その丘にたどり着く事が出来ない。石段を見つけても、登っても、丘にはたどり着けない。―――どんな迷い方をしたのか、自分でも覚えていないのがこの結界の凄まじいところだ。覚えていれば、それはそれで結界のディスペルに繋がるのだが、それすらさせないとは……魔術を解っているが故の処置だ。
 頭を掻きながら、石段の目の前まで来たのだが、空間が歪んでいるとはっきり解る。見えないはずのそれが見えるのは、慣れ始めたのか、もしくはこの黒猫と共に居るからなのか。どちらにしろ、ここに異相空間があると解っているのはとても楽だ。
 眼鏡をあげて、魔力を編むと、剣を取り出す。……無理だと解っているが、突破出来ないとの確証は無い。ルーンが刻まれたプレッサ家の家宝剣『レヴァンテイン』。これならば……
 握りしめる。突撃する前に、猫は降ろしておく。
 ―――ルーンと言っても、恐らくこれでは突破するのは難しいだろう、魔術も展開する。足元に描かれる魔方陣の中央に立つ。詠唱は要らない、それはルーンがやってくれる。
「う、ぉぉぉぉおおおおおおッ!」
 刹那、雷撃のような衝撃が何も無いはずの空間に現れる。捻じれている結界と云う名の空間に、それを破ろうとする反対の力がぶつかり、無茶苦茶なエネルギーを生み出しているのだ。空間が揺れて、歪む。見えている彼女の家の屋根が揺れて見える。
 鈍い音を立てて歯を食いしばるが、徐々に押されている事実が解る。限界まであげた魔力が、はじけ飛び、終わった。
 はぁ、と一つ深いため息を吐いて、後ろに下がると歪んでいる空間が何事も無かったかのように平然とその場に存在していると解る。
 今の一撃を受けても平然としているとは……
「ふぅ、戻ろうか」
 ここまでする必要性は無くとも、突破出来るのではないのだろうか、と云う傲慢が勝ったのだ。寧ろ、現実を知る良い機会だった。
 レヴァンテインを因子分解して収納すると、猫を抱きあげて結界に背中を向ける。学院に戻ろう。これ以上この場所に居てもどうしようも無い。
 …………森を抜ける前に、もう一度だけ森の方へと視線を向けた。一瞬、空間が全体的に歪んだような印象を受けた。
 
 


to be continued......next week

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