いい加減に毎日更新にしたいけどうまくいかないな。
結城七夜です。
小説も書くサイクルを何とか見つけて、来週あたりからまたハヤテの小説を更新再開できると思いますね、ええ。
今のところ一週間に一度の更新ペースなんで、もう少しペースアップしたいです。それとサイトをいい加減に復活させたい今日この頃なんですけど、時間が……
だからblogだけはちゃんと更新して行こうと思っているわけです。
しかし、そんな事を前も言っていたような居なかったような……。
まぁともかくとして、今日は友人とカラオケに行ってきましたがな。
追記はハスミさんへの小説なんで、今ここにさらしちゃいますがな。
01. ブラック★ロックシューター (初音ミク)
02.Cagayake! GIRLS (桜高軽音部)
03.NO, Thank You! (放課後ティータイム)
04.炉心融解 (鏡音リン)
05.NEXT LEVEL (YU-KI)
06.警鐘 (THE BACK HORN)
07.閉ざされた世界 (THE BACK HORN)
08.炎神戦隊ゴーオンジャー
09.17 jewels ~プリキュアメドレー2010~ (池田彩&工藤真由)
10.The Next Decade (GACKT)
11.W-B-X ~W-Boiled Extreme~ (上木彩矢 w TAKUYA)
12.Web of Night (English Version) (T.M.Revolution)
13.ユニバーサル・バニー (シェリル・ノーム)
14.ノーザンクロス (シェリル・ノーム)
15.星間飛行 (ランカ・リー)
16.LISTEN TO THE STEREO!! (GOING UNDER GROUND)
17.Battle No Limit! (JAM Project)
18.ハートキャッチ☆パラダイス (工藤真由)
19.翼をください
個人的にはもう少しボカロ曲を歌いたかったけど、他にも歌いたい曲があったので、そっち優先にしたらこんな事に……!
まぁ今度はリルぷりっの歌も歌いたいですな……(ぽつり
てな訳で、お待たせしましたハスミさん。
そしてお待たせしませんでした、皆さん。
以下、ハスミさんの素敵キャラクター、むしろ神、オレの嫁にしたいエニシダ様の母親を勝手にオレがねつ造して作られた作品ですがな。
一応初見の方にもわかりやすく作っているつもりなので、お暇な方は目を通してみてくださると幸いです。
一週間に一度の更新を目標としております。
―――To Three "ALICE" whom a man love.
それは昔の話だ。そしてとても遠い世界の話だ。
あるところに、『魔術』が混在する国が存在していた。住人は多くの精霊との契約と使役により様々な魔術を扱う事が出来た。
当然、最初からそのような場所ではなかった。だがしかし偶然か、それとも天使の悪戯か、新生か―――不明だが、国は突然に魔術と呼ばれる人知を超えた代物を扱えるようになった。当然、人々は混乱し、国は一時崩壊を迎える寸前にまで至る。
―――だが、混乱する国を統括した一人の女性は、精霊との共存の道を選び、そして一般の人間への魔術の普及、教育を施す条例を作り実施した。
その際に建造された学院が存在している―――
プリモ・フルール『ローゼン学院』
セカンダ・フルール『リリィナ学院』
テレシア・フルール『カメリア学院』
―――以上の三校である。
だがそれは……現在の話。
……とある話をしよう。
たった一人の、嫌われ者の魔女の為に、全てを投げた男の話だ。
その女性は嫌われ者だった。この世に生を受けた瞬間から、彼女の目は両眼異色と云う、強い魔力を秘めた先天的な才能を持った人間だったからだ。強い魔力には災いがつき物と言われ続けているその頃、彼女がどれほど外の人間から疎まれていたか、想像もつくだろう。
だがまだ両眼異色だけなら救いようがあった。何せ、両眼異色を隠して生きて行けば良かったからだ。魔術の中では外見を変態させるフェイス・チェンジと呼ばれるものも存在していた。
が、彼女は魔術以外も天才であり過ぎた。天才である故に何もかも出来、そして両眼異色である故に実行する強大な魔力も保持していた。二つの因子と―――あと一つ、彼女の親と云う存在が三つ目の因子となって忌み嫌われる事になった。
彼女の親は革命家であった。
当時、魔術革新派と呼ばれる、魔術を使った繁栄を望む集団と―――もう一つ、科学革新派と呼ばれる、機械と技術を使った繁栄を望む集団が対立していた。
魔力の操作、精霊の力からの魔術によりヒトの枠を超えた力を行使して繁栄。懸念されていた科学技術での環境破壊の問題も解決出来るとは、彼らの主張だ。
反対、ヒトは神の与えたヒトの領域を超える事は許されないと主張する科学革新派。科学とヒトの知識には限界が存在しており、その限界が訪れた時こそヒトの最後だと主張。つまり、魔術はヒトの自然の摂理を歪みかねないと言うのだ。
現実と空想。妄想と創造。存在の枠と輪廻の枠を飛び越えた魔術と、留まろうとする力の科学。ヒトが存在しようと思う意志と、神が世界を存在させようとする意志。彼らは数百年、数千年―――もしくは数万年後に来るはずの選定の日がよもや今来るとは思ってもみなかっただろう。
言わば、アダムとイブが、知識の林檎を食べるかどうかの欲望。ヒトが欲する必要最低限の欲望を掴むか否か―――
―――そんな情勢の時に彼女はこの世に生を受けたのだ。当然、科学革新派の人間が、魔術革新派の人間と出会えば多くの迫害もあり、世間からの目も冷たい。
そうだ、明らかに国は利便性を求めた魔術に偏りつつあったのだ。
逃げ続ける日々と、暗闇の中で母親に抱かれて居る日々が同時に続く。終わりの見えない他人からの一方的な迫害に、精神はすり減り、脳は摩耗し、破壊と再構築を繰り返す。どうしようもない恐怖が訪れる。
中で思った―――人間ほど、同族での争いを繰り返す生命は居ないと。便利と安心を求めた結果、人間の第六感は失われ、不安と漆黒の闇が……人間を殺す。
若干五歳。少女の早過ぎる覚醒であった。
―――そして男の話は―――
⇔
その丘には一つの屋敷が存在している。屋敷と言うべきに相応しいほど典型的な形の屋敷だった。
時代に似合わず木で造られた建物の天井には煙突が設置されており、入口には巨大な門。木々はひしめき合っており暗黒の印象を持たせる。
確かに、これなら『魔女の館』と言われても不思議ではない。子供たちは集って、自らの強さ、度胸を試す時にはこの屋敷に来て一つ石を拾っては屋敷の中に投げ込んでいたものだ。……が、不思議と、屋敷の中からのリアクションは何もなかったが……
人など住んでいないのではないのだろうか? と言う人間も少なくはないが、しかし、中には屋敷の敷地から美少女が外に出て学院に通って行く姿を見た者が居るらしいが、真偽は確かではない。
まさに謎の屋敷。何者が住んで居て、何をしているのか……一切が謎の屋敷に何度か足を踏み入れた者も居たが、全ての人間が気づかぬ間に屋敷から外へと出てしまっている強力な魔術が掛けられているのだ。中に入って、住んで居る人間を間近で全身を見た者は居ないだろう。
『魔女の館』とはそんな人々が恐れと冗談交じりにつけた名前だ。
―――魔女の館には……少女がたった一人で住んでいる。
フロアの中央を歩き、今日も割れている硝子を見て無言で腕を動かす―――と、硝子の破片一つずつが動き出し元の場所へと正確にはまって行く。頭の中のイマジネーションだけで、元の姿を再現しているのだ。
作業を終えるのには一秒も掛からない。高速、約0.6秒で硝子の修復は終わり、見計らったかのように階段から一匹の黒猫が鳴き声をあげながら少女に近づいて来る。
忌々しいものを見るような目と冷めた目、二つが混じり合ったような奇妙な目と端がつり上がった口をそのままに猫を肩に抱くと家の巨大な扉を開く。
「ははん、今日も良い天気じゃねぇんの?」
今度は心底愉快そうな顔で空を見上げて呟く。辺り一帯に人が居ない事実は自室から確認済みだ。敷地一帯に展開している結界も人が居ないと答えを弾きだしている。
―――本来、結界はこの辺り一帯では使われない術式なのであるが、彼女はその豊富な知識と術式に囚われない思考で、様々な流派の魔術を多く使用していた―――
屋敷の敷地を出ると、見通しの良い丘の上に出る。ここから見えるのが四大学院である。
魔術を頂点と考え、様々な流派に枝分かれした魔術革新派の末端が作り出した学院とは聞いた話だ。
ローゼン学院は精霊を、リリィナ学院は生命を、カメリア学院は体術を、それぞれ魔術に応用した結果となっている。
そして、四大学院、最後の一つこそが―――クアトロ・フルール『ゲーベル学院』である。
魔術を中心とした三つの学院と違い、科学技術を頂点とした学院である。魔術と科学を利用した魔科学を主に置いている。
しかしやはり、学院には魔術を忌み嫌う厄介者が押しつけられる感覚で、ローゼン、リリィナ、カメリアの生徒たちにはよく思われていない淵がある。
構造は、三角形の形をしている三校と違い、ゲーベルは、そこから少し離れた、魔物の生息する森の中に存在している為に尚、人の出入りは希になる。明らかに別物として扱いたい思考があるのだろうが、それも何らかの理由で出来ない。故に、少し離れたところに学院を設立した、と、少女は考える。
見ろ、人はこんなにも小さな事で争い、嫌悪し、迫害する。これこそ、人の本質なのだろう?
誰に呟く訳でもなく、口にする。もし誰かに届けるのであれば、自らの両親に対して言葉を届けたいほどだ。
いつも通りの、全く顔色を崩さない状態で、丘を降りて行く。
少女、テレシア・A・ランサーは、金髪の髪と両眼異色の目、目を引く長い白衣を着ていつも通りの日常を始めるスイッチを押した。
to be continued.....next week
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