『邂逅』シリーズ第二弾は、日曜朝七時に放送された異例作『交響詩篇エウレカセブン』です。
アニメと違う展開の漫画。
ゲームの過去の話の漫画。
そして――物語はスクリーンへ……
それでは感想。
出会いは偶々朝早く起きたときに視た次回予告。
ロボットアニメが始まると云うことで、当時ガンダムにはまりにはまっていた自分はロボットには雑種になっており、ロボットなら何でも良いの様な感覚で視始めました。
先ず第一印象、主人公がリアル。
一四歳と云う思春期の少年らしい性格と、一つのことで何時までも悩んだりとリアル感があるな、と思います。
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主人公、レントン・サーストンは、伝説の英雄、アドロック・サーストンを父親に持つ少年。
アニメでは失踪中の姉のことでからかわれたり、女子生徒からもキモイなどと言われる有様。
漫画版でも似たように退屈な生活にうんざりしている少年。
そんなレントンの唯一の楽しみは、リフと呼ばれるボードで風(トラパー)に乗ると云う空中サーフィン。しかし軍の演習所の建設によりリフスポットは消え去る。
何時か、天才リフボーダーであるホランドのようにデカイ波が来る事を信じていたあるとき、家に一機のLFOが落ちてきた。
その巨大リフボードで空を飛ぶロボット、LFO、ニルヴァーシュに乗っていたエウレカと云う少女の一目惚れしたレントン。そしてそのエウレカを追って遅い来る軍。
レントンは一人戦いに行ったエウレカを助けるために、祖父であるアクセル・サーストンより受け継いだニルヴァーシュの拡張パーツ、アミタドライヴを使い、セブンスウェルと呼ばれる現象を起こし、軍を全滅。戦闘は終った。
かくして、レントンは憧れであるホランドの誘いを受け、ゲリラであるゲッコーステイトのメンバーになることになる……
矢張り先も言った通り、主人公のリアルさが凄いと思います。
メカの方も漫画版では無いですが、アニメ版では車の形態からヒトガタに変形する……ロマンです。
カッコイイ兵器が合ったりと、ロボ好きはかなり楽しめたと思います。
因みに自分はターミナスtype B303が好きです。
恋愛の方に関しても、レントンや、ドミニクの、好きな女性に対する想いや苦悩などがリアルに描かれていて此方もかなり良い感じです。
ドミニクは良い奴だぜ……漫画版もアニメ版も。
漫画版はストーリーがかなり変換されていまして、二、三話以外は全く違う展開でした。
アニメ版で大幅にスペックアップを遂げたニルヴァーシュも、ずっと初期のままでしたし、アニメでは生きる人が死んだり、腕がなくなったりと……『死』と云う描写が強調されていました(まぁ、アニメ版も最後はかなり『死』の描写がありましたが……)。
小説版も存在しますが、此方もかなり変更がなされています。世界観が違うと云うか……あと最後の台詞。
漫画版はもう一つ、ゲームの前の話の漫画がありますが、こちらはかなり良い感じです。
LFOも出ますし、少年故に如何しようもないことなどがあってヒューマンドラマみたいで良かったです。
只一つ。これは世界観が世界観なだけに仕方がないことだと思いますが、難解な台詞や用語がまれに飛び交ったので、これだけはこまめに説明をしてほしかったです。あくまで、自分の意見ですが……
でも矢張り面白かった。
うん。
そしてアネモネは良かった。
劇場版は今現在続報は出ていませんが、どのような物になるのか楽しみです。
全五〇話ですが、気になる方は是非、見てください。
まぁ、流血シーンなどが苦手な人は……
それでは、また。
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