死神 オリジナル
絶対自由です。
小説をつらつらと書く日々が続いております。
今は『明日自殺します』の第一章を終らせようと奮闘中です。そうすればまた別の小説をかけるので。
一つの作品だけに固執するというのは余り好きではないのですが、この際、文句は言っていられません。確実に終るものを、確実にしとめていきます。狙い打つ!
で、なのにそんな作業中にテレビを見たり、ゲームをしている自分が居るわけですが……、お金が無い事実が判明してしまい、少しへこんでいます。
マリアさんのフィギュアと、スローネドライ(釘宮専用ガンダム)を買うためのお金は残してありますが。あとヒナギクさんのフィギュアのお金も。
そして唐突に思ったこと。
PPGZ、第二期やらないかなー、と。
同じく50辺りやったハヤテのごとく!だって続編が作れるんですから、大変でしょうけど、スタッフさん、頑張って作ってくれませんか?
あと、PPGZのフィギュアとか、欲しいな……ハヤテのごとく!と同じくらい重宝します。
と、まぁ、そんな妄想、妄言を吐いてみました、すみません。
あ、拍手をくれたかた、有り難う御座います。九回……まさかWEB拍手のイラストを見るために……感謝感激です。励みになります。
それでは、と、いきたい所ですが、以前の日記で(3月28日日記参照)、バトンの報告を遅らせてしまったハスミ林檎 様にお詫びをしたかったのです。
かなり短く、続くかどうか解らない、結城七夜として二、三年前に考えた小説ですが、引っ張り出して書いてみましたので、是非、お楽しみください。
ちょいと、残酷で、よろしくない表現が入っていますが、本サイトは自称、健全サイトを目指していますので……ギリギリの表現です。
+ A L I C E +
キレイという言葉は、“綺麗”と“奇麗”と言う二つの意味で取れる。
そんな事は前から知っていた事、今更何にも思うことは無い。
只一言言うのであらば、私の目の前に広がっている光景は、少なくとも、“奇麗”と言う方が適切な表現だと思う。
かちり、と、何かが軋む様な音が私の耳の鼓膜を嫌に振るわせる。聞きたくは無いが、塞ぐ手が動かないのだから塞ぎようが無い。本当に、仕方が無い。
月が目の前に見える。
恐ろしく、青い。月が青いとは良く云う表現だけど、実際に青く見えたことは無い。寧ろ、太陽の光が反射して月が見えるのだから、青なんて比喩は適切じゃないし、それでも青く見えてしまう私はもう、普通じゃない。
満月。満ちている。
その月の光を浴びて光っている、六人の女の子が“飛んでいる”。
勿論、飛んでいるなんてありえないし、実際には浮遊の程度である。……あぁ、それでも奇怪な光景かも。ありえないもん。
がちがちがちがちがちがちがちがち………………
女の子達は何を思うわけでも無く、何も感じる事無く、何も……恐らく見ていない。
限りなく恐ろしい。その女の子たちが、本当に人形の様に、美しい容姿をしているから、またその光景をいっそうに恐ろしくする。――私だけかも知れないけど、キレイなモノがキレイなままで、月の光に照らされている光景を見ると、とても薄気味悪く感じる。
兎にも角にも、目の前に浮遊している女の子達は皆綺麗で、可愛い女の子たち。私なんか足元にも及ばない程の美しさ。悔しい。
ソレなのに、私はそんな少女達の目の前に居る。何でだろう?
考えてみれば、私はどうしてこんな所に居るんだろう?
がちがちがちがちがちがちがちがちがちがちがちがち………………………
何の音だろう?
ナニカガキコエル……
あ、キレーだ。
私の手も、血で濡れてるや……
あ、他の人たちも血塗れだ。
飛んでるんじゃなくて、飛ばされてるんだ。
誰かに切られて、木の葉のように吹っ飛んだんだ……それが私にはスローモーションのように見えるだけ。
ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、ああ、AhAhAh
キレーだから競うのか……そうかそうか――知らなかった。
聖処女がキレーなら、■■■な人間は……綺麗じゃないのかなー、なんて。
あれ? 思考ももうおかしいや……、何考えてるんだろう。
がちがちがちがち……
ああ、これは私が震えているんだ……。
女の子たちが落ちていく……それでも、少女達は持ったエモノを離さない。
寧ろ、振りかざす。
綺麗だから争うのか、そうか、そう、それは罪ではないのだろう。そうか、そう、本当、それはREALLY? うん、これが現実、キレーなものを壊そう、壊そう、破壊、器物損害罪。人権も破棄しちゃえ、名誉損傷罪。うん、壊れちゃえ、悪があってもキレーなら許される、うん、うん、うん、あれ? キレーって何?
キレイって……どういうことを言うの?
E N D
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