忍者ブログ

絶望への共鳴 // ERROR

深層心理へのアクセス。結城七夜の日々。徒然日記。 裏; http:// lylyrosen. xxxxxxxx. jp/ frame/ water. html

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

地獄の底から這い上がれ!漫画のネームは破かず取っておけ!!


バーサーク漫画3 『パワーパフガールズ』より



絶対自由です。
カラー更新と先日予告したのにも関わらず、漫画は相変わらず白黒です。
ええ、自分のイメージカラーは銀といってくださる方もいますので……。

巨人、決着が付かなかった……。
ぬぬぬ、やっぱりあの時ワッキーが決めてくれなかったからか――。
兎にも角にも明日からの活躍に期待!! 坂本選手は自分と一年そこらしか年齢が違うというのに凄い。ホームランですよ!?

話は変わりまして、東京のほうは風や雨が凄かったそうですが、皆さん大丈夫ですか?
矢張り最近は天気が変わりにくいですねー。

で、本日のニコニコー!

作者編集うまッ!
凄いですよ。なんかマリアさんだけ納得いきませんけど、神。
後半のプリクラのシーンが本当に笑える。

あ、明日はサンデー発売日だ……。


本日拍手を入れてくださった方々、有り難う御座いました! 励みになります。
と、言うより、矢張り拍手絵目当てで六回も? ははは、たいしたものじゃなかったでしょ?


最後になりますが、『お砂糖少女』でお馴染みの、ハスミ林檎 様に御世辞のお言葉を頂きました、恐縮です。
なので、ちょっとした続編。
あれ? もしかして続く……?



 ――数千年前

 世の中に魔術と呼ばれるモノが蔓延ったのは、それでこそ、錬金術というものが原点であった。
 誰もが神を信じた神代――誰もが、神々の神々しさに憧れ、頭を垂れた。

 だが、中にはそんな神々に執着する余り、神々に恋焦れるものや、嫉妬を覚えるものが現れた。

 故にその女性たちを、『アヴェンジャー(復讐者)』と呼ばれていた。
 無論、全員が復讐者な訳ではない。が、神々にその様な感情を抱く以上、『此の世の悪』として断定せざるを得ない状況なのである。
 そして、一人の魔術師が、奇跡を成し遂げた。

『ゴルディアン・コフィン』――別称、聖杯とも言われるその謎を解き明かしたその魔術師は、自らの美しさを証明するために、神々に会う為の儀式を行なった。
 東洋の力を司る、五つのサークルを置き、それを円で囲み、ルーン文字を刻む。そして、サークルを線で結び、トライアングルと、スクエアを重ねる……。
 人呼んで、魔術円。魔術を行使するための円である。
 ――魔術とは、現代では失われた技術であり、それを受け継ぐ人間は少ない。寧ろ、ゼロと言っても問題は無いであろう。既に風前の灯である。
 魔術師は全てを成功させた。
 しかし、完全な成功ではなかった。
 完成させるには、八人の魔術の縁を持つ少女の“魂”が必要なのであった。
 魔術師は、その術だけを残し、此の世を去った……。

 ――これが戦争の始まり。
    はるか彼方、極東の地で、神話は再現されるだろう……――



 -15 days


 聖マリア女学院。
 一言で言えば、全寮制の女学校。付け加えるのなら、クリスチャンと非クリスチャンが通う学校。ま、クリスチャンが殆どだけど……。
 わたし、二ノ宮リンはこの学校に通っている。
 中学のときのあだ名はリンリン。見た目は平凡、可愛くもないし、キレイでもない。どちらかというと、余り良い容姿ではない。ばっさりと切った後ろの髪と、目が隠れるくらいの前髪――此処まで行けば、わたしがどの様な性格かはわかってくれる。
 ああん、もう! どうして病弱で暗い雰囲気の少女を演出しちゃったのかな!!
 今更だけど、自分のロールプレイングを呪う。
 わたしがこうやって自分の性格を内側に隠すのは、こんなお嬢様学校では、わたしみたいな普通の人は似合わない。だからこうして大人しくて、クリスチャンのように見せている。自作自演というヤツだ。
 因みにわたしの名前、二ノ宮リンというのは本当の名前ではない。本当の“私”は、つい数年前に消えてしまった。簡単に言うと記憶喪失ね。
 でも、まぁ、困らないし、逆にもとの私の立場から逃げられたとなると、わたしは楽だ。



「ごきげんよう」
 一つ年上の先輩、生徒会長である藤咲ヒナさんがわたしに声をかけてくる。
「あ、ごきげんよう。朝、お早いんですね」
 わたしが返すと、ヒナさんは笑顔で、
「ええ、生徒会長たるもの、常に生徒のことを考えなくてはなりません。だからこそ、早めの登校で、皆さんがちゃんと登校してくる様子を見守るのです」
「大変なんですね」
 持っていたバッグを左手に持ち替えて、言う。
 その言葉に、ヒナさんは、ふふ、と微笑して、
「あら、それくらいは当り前ではなくて?」
 そんな悪戯っぽい笑みを最後に浮かべて、わたしの目の前から消えていった。
 ……キレーな人。
「本当ね、こっちが嫉妬しちゃうくらい」
 と、わたしの横には何時の間にか友人である遠野由香が居た。
 その繊細な顔に似合わず、刃物のような目。髪の毛を俗に言うポニーテールにしている由香は、わたしを見るなり、ウインクをする。
「おはよリン。ラッキーね、学校一の美少女、藤咲ヒナ生徒会長サマにお会いできて」
「そんなこと無いよ」
 そう、そんな事は無いのだ。
 まぁ、確かに去年からヒナさんと会う機会は増えて来ている。それも、わたしが今年から生徒会の書記になっているからである。
 この学校で書記といえば、尤もヒナさんと共に居られる時間が長いということで、人気のあるものである。ま、わたしにとっては余り感心は無かったんだけど――ねぇ? やっぱりキレイな人って素敵じゃない? つい立候補したら、偶然わたしが書記に選ばれた。
 皆の悔しがる顔……思い出すだけで少し辛い。
「ほら、教室行くよ」
 由香に促されて、わたしは教室に急ぐ。

 授業は大学の様に授業をチョイスして午前か午後に設定できる自由性の高い授業制度を取っている。
 今日のわたしは、確率論と宗教学の二教科。午後からは自由時間となる。
 この学校は全寮制の為に、基本的に外への外出は不可能。つまり学校の敷地から出ることが不可能なのである。
 が、一昔前にひと悶着あったみたいで、今では門限さえ守れば外出も許される。
「ミス・ニノミヤ? 聞いてますか?」
「ふぇ!?」
 宗教学の担任である、エルダー・トマスに話しかけられ、わたしは覚醒した。どうやら空を見上げたまま放心していたらしい。我ながら情け無い……。
「ミス、神が下さった貴重な時間を無駄にしてはいけませんよ?」
「イエス、エルダー。神に懺悔します」
 わたしは両手を組んで、目を瞑る。
 それを見たエルダー・トマスは、はい、と頷いて、わたしに笑顔を見せた後、再び授業を再開する。……今度こそ方針しないように気をつけよう。
 この授業が終わればわたしは自由だ、久しぶりに街に出れる。そう思うと、笑みを隠せないでいた。走らせ羽根ペンもどこか軽快。
 あっという間に時間が過ぎ、授業終了を告げる鐘が学校に鳴り響く。
「二ノ宮さん」
 教室を出ようとしたわたしを、後ろから呼び止める人が居る。
 そこには、わたしよりも身長が幾分か低く、ショートカットの髪の少女が一人と、髪をツインテールに結んでいる少女が居た。
 クラスメイトである、雨宮カレンさんと、那古望さんである。
「はい、なんでしょうカレンさん」
 わたしは微笑しながらカレンさんの方を向く。
「あの、これから私たちフリーなんですけど、良かったらご一緒に街へ行きませんか?」
「……」
 カレンさんはそういう。その横で、言葉数が少ない望さんは、教室に入り込んだ蝶を眺めている。時々、あ、あ、と声を漏らす。……正直、可愛い。
 わたしは、自分も街に行こうとしていたことを言って、一緒に街に行くことにした。
 廊下の途中で別れ、私服に着替えてから校門の前で合流することを約束した。

 一〇分後、わたし達は校門で合流した。
「あれ? 今日は由香さんは居ないんですか?」
 カレンさんは、一人のわたしを見て、そう口にする。基本的に、わたしと由香は一緒のことが多いから、常に一緒に居ると思われているらしい。
「由香は午後に物理学の授業があるらしいから今日はお付き合いできないそうです。ただ、夕食後にお茶をしましょうと言っていました」
「そうですか」
 カレンさんは少し残念そうな顔を浮かべたが、直に笑顔に戻り、わたし達は街へ歩を進めた。


     ◇


 街に着くとわたし達は先ず服屋へと行った。
「これは?」
「……」
 着るのはわたしとカレンさんじゃなくて、望さんである。
 その整った顔は、お人形さんのような印象を受けるために、この様な黒主体のゴシックロリータ系は似合うのである。それを無言で着こなす望さんも凄いといえる。
 その後、様々な場所を回ったわたしたちは、くたびれて学院へと戻った。
「ふぅ、それじゃあまた」
「はい、では夕食後に」
 わたしは、寮の廊下でカレンさんと別れる。
 ……ふと、望さんが居ないことに気付いた。

 夕食後のティータイムには望さんも居た。
 どうやらわたしたちより先に部屋へと戻っていたらしい。
「あーあ、私も行けばよかった」
 由香は心底残念そうにその顔を崩す。
 夕食後というものは、学校の規則にほぼ縛られない自由な時間である。だからこそ、由香のように、つい地が出る人間も居るのである。まぁ、望さんのように常に口数が少ない人は変わらないけど。
 四人で話をしている中、
「楽しそうね」
 後ろから、聞きなれた声と、人の気配がした。
「ヒナさんに……エルダー・サキ。どういたしました?」
 そこには、生徒会長藤咲ヒナさんと、生徒会教師のエルダー・サキが居た。
 エルダー・サキは、物理学の先生でもあり、細身で、そのキレイな肌の色と、黒縁の眼鏡が印象的な先生である。
「いえ、実はあなた達に忠告をしておこうと思いまして」
「忠告?」
 由香は顔を顰める。
 無論、その様なことはこの学院で女子たるものがすることではないんだけど……由香の態度は今に始まったものじゃないから、先生方は皆黙殺している。
「ええ。皆様、最近有名な殺人事件はご存知でしょう?」
 その言葉に、その場の空気が固まる。
 ――殺人事件……そう、確かに此処最近、他校の女子生徒だけが狙われている殺人事件が頻繁に起きているとはテレビで聞いたことがある。残酷な手口。それでいて殺す際の傷は流れるようなキレイな太刀筋……つまり刀のようなもので切られて殺されたということである。
 知らないわけではないので、わたし達は頷く。
「よろしいです。だからこれからは外出を控えるように、と忠告に来たのです。いいですか?」
「イエス、エルダー。神に誓って」
 そうわたしたちが述べると、ヒナさんと、エルダー・サキは歩いて行ってしまった。
 その後、話しづらくなったわたし達は解散して、自室に戻ることになった。



 その言葉の意味を知るのはまだ早い。
      意味を知るのに理由はない。
  だから、アリスを求めることに理由もない。


          少女、二ノ宮リンの手に平に、にわかに、痛みがはしった。




              * A L I C E *




どうもです。
こんな感じで不定期に更新して行く可能性が高いです。
えー、前回の小説がプロローグになり、本日のがACT 1となります。

で、この小説も、前回の小説も、ハスミ林檎 様にお捧げいたします。
煮るなり焼くなり、しゃぶしゃぶにするなりすき焼きにするなりご自由にどうぞ。


それでは、また。

拍手[0回]

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする

Copyright © 絶望への共鳴 // ERROR : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

プロフィール

HN:
殺意の波動に目覚めた結城七夜
HP:
性別:
男性
自己紹介:
小説を執筆、漫画、アニメを見る事を趣味にしている者です。

購入予定宣伝

ひだまりたいま~

カウンター

最新コメント

[05/13 Backlinks]
[01/09 WIND]
[12/20 WIND]
[12/18 WIND]
[12/12 WIND]

最新トラックバック

バーコード

カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ブログ内検索

アクセス解析

アクセス解析

本棚